鳩の卵はどのように処理すればよい?3つの対策方法を詳しく紹介

街中や公園で目にする機会の多い鳩ですが、ベランダや屋根などで巣作りをするケースがあります。敷地内に鳩の卵を見つけた場合、処理の仕方に悩む方もいるのではないでしょうか。

鳩の卵を見つけた際には、自分で何かしら処理をしてしまおうと考える方もいらっしゃることでしょう。しかし鳩は法律で保護されており、個人の判断で処分すると罰せられることがあるので、注意が必要です。そこで今回の記事では、鳩の卵を見つけたときの対処方法についてご紹介します。鳩の特徴についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.鳩の特徴

鳩の卵の処理方法を知るためには、はじめに鳩の特徴を理解しておきましょう。ここでは、1回に産む卵の数や雛になるまでの期間についてご紹介します。

1-1.1回に産む卵の数

鳩が1回に産む卵の数は、2個です。基本的には雄と雌のつがいで卵を産みます。最初に1つ目の卵を産むと、1日~2日後に2つ目の卵を産みます。2つの卵を産んだら、卵を温める抱卵を行い、ほとんど動かない日が続きます。

2つ目の卵を産んだ後に抱卵する理由は、卵の大きさを均一にするためです。また、抱卵は雌だけではなく、雄の鳩もおこないます。

1-2.卵から雛になるまでの期間

卵から雛になるまでの期間は、鳩の種類によって異なります。白と灰色の肌が特徴のドバドの場合、卵が産まれてから孵化するまでの期間は、約18日です。一方で赤茶色の肌が特徴のキジバトの場合、15日~16日で孵化します。

鳩は繁殖力が強く、約2ヶ月で成鳥になります。また、4ヶ月~5ヶ月が経過すると、発情期に入るのです。鳩は産まれてから約半年で繁殖期に入ります。また、真夏を除くすべてのシーズンが発情期といわれており、年に4回~8回のペースで卵を産む鳩もいます。

 

2.鳩の卵を見つけたら

ベランダやバルコニーを掃除している際に、鳩の卵を見つけるケースがあります。また、室外機やベランダの隅などに鳩の巣を見つけることもあるでしょう。ここでは、鳩の卵を見つけたときの注意点をご紹介します。

2-1.鳩は鳥獣保護法に守られている

卵を見つけたときに、ほかのゴミと一緒に捨てようとする方がいます。しかし、鳩は鳥獣保護法によって守られており、個人の判断で捕獲したり駆除したりしてはいけません。

法律に違反した場合、1年以下の懲役や100万円以下の罰金に処される恐れがあります。鳩の卵を見つけたときには、慎重に取り扱うようにしましょう。

2-2.鳩の卵を放置するリスク

鳩の卵を見つけたときに、そのままの状態で放置する方がいます。しかし、放置すると、不衛生な状態になる恐れがあるので注意しましょう。

鳩は糞の上でも生活する習性があり、放置したままにすると、巣の周りが汚れてしまうでしょう。糞をエサにするゴキブリやダニなどの害虫が増える恐れがありますし、寄生虫やアレルギー物質を媒介する危険もあります。人に感染する恐れもあるため、卵を見つけときには、速やかに適切な対処を施しましょう。

 

3.鳩の卵を見つけたときの対処方法

鳩の卵を見つけたときの対処方法は、主に3つです。ここでは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

3-1.自治体の許可を取ってから駆除する

個人による卵の駆除は許されていませんが、管轄する自治体で許可を取っている場合には、駆除が可能です。書類をそろえてから許可証が発行されるまでに時間がかかるため、計画的に進めましょう。

3-2.業者に依頼する

手間や時間をできるだけ省きたい方は業者に依頼することをお勧めします。高確率でトラブルを解決でき、衛生の心配もないため、安心して駆除ができます。

 

4.まとめ

鳩の卵を見つけたときには、自身による判断で何か対処をおこなうのは、避けておきましょう。法律にも関わっているため、速やかに業者に依頼するのが適切な対処方法といえます。

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