キジバトは、とても身近にいるハトで、一見穏やかで私たち人間には害を与えないような印象があります。しかし、群れで集まってしまうと、人にも影響を与える存在になります。
キジバトの巣ができてしまうと、私たちにどのような被害が生じてしまうのか、また、巣を防ぐ方法や万が一できてしまったときの対処法についてご紹介します。
1.キジバトの巣でどのような被害が起きているのか？
キジバトは、一風変わった鳴き声であったり、公園で群れていたりすると、穏やかそうに見えるので害を与えるような印象は薄いかと思います。そのため、実際にキジバトの巣が原因で、どのような被害が起きてしまう可能性があるのか、ご紹介します。
1-1.ご近所トラブル
ご近所トラブルとして、キジバトのフンをそのままにしてしまったことで、乾燥したフンが風で舞い上がり、アレルギーの原因になってしまったと苦情がくることがあります。トラブルが大きくなると、損害賠償を請求されてしまうケースもあるので、巣を放置してはいけません。
1-2.騒音被害
キジバトは、求愛行動のひとつとして、さえずります。キジバトが多く集まると鳴き声がとてもうるさく、騒音に悩まされてしまいます。とくに早朝に鳴くことが多いので、寝不足になってしまう可能性もあります。
キジバトの巣を放置してしまうと、繁殖力が強いので、すぐに増えてしまいます。ご近所の方にも迷惑になり、騒音トラブルになってしまうこともあります。
1-3.人体に影響を与える
ご近所トラブル、また騒音被害だけではなく、アレルギー物質や寄生虫、病原菌を媒介し、人体に悪影響をおよぼす可能性があります。
また、キジバトのフンは、絶対に触ってはいけません。フンには菌が繁殖している可能性があるので、清掃時に万一触ってしまった場合は、すぐに洗うようにしましょう。
2.キジバトの巣を防ぐ方法は？
キジバトは天敵であるカラスなどの外敵から襲われないように、庭木に巣を作る修正があります。また、巣を作る前にキジバトは、どこに巣を作ろうかと必ず下見にきます。そこで、巣を作る前にできる対策についてご紹介します。
2-1.防鳥ネットを設置する
キジバトが巣を作る前に、防鳥ネットでキジバトの侵入を防ぐのは、とても効果的です。キジバトのたまり場になりそうな場所に、針状や棒状の停止防止器具を付けるのもひとつの方法です。
キジバトは、羽をたたむと細くなりわずかな隙間でも入ってきてしまうので、ネットはしっかりと張るようにしましょう。
2-2.防鳥ワイヤーを設置する
防鳥ネットは目立ってしまうので、景観を気にする人は、防鳥ワイヤーを設置することをオススメします。キジバトは防鳥ワイヤーに一度止まると、不快感を覚えます。
不快感を与えることで寄り付きにくくなるため、防鳥ワイヤーはとても効果的と言えます。
2-3.バルコニーの手入れをする
普段からバルコニーを手入れしておくことで、キジバトが寄り付かないようにすることが大切です。バルコニーにあまり物を置かず、常に掃除をしておきましょう。
また、人が住んでいると思わせることが必要です。ここは巣を作るところではないとキジバトに思わせないといけません。巣の候補となりうる物陰を作らないようにしましょう。
3.キジバトの巣ができたらどうすればいいのか？対処法は？
さまざまな対策をしたけれど、万が一、巣ができてしまったらどうすればいいのでしょうか。
3-1.フンを除去する
まずは、これ以上被害が大きくならないように、こまめにキジバトのフンを除去します。その際は、使い捨てのマスクと手袋を装着し、消毒用エタノールやお風呂用の洗剤、雑巾、ぬるま湯などを用意します。
絶対にフンに直接触れないように、丁寧に除去しバルコニーをお湯で流して除菌します。しかし、次々にキジバトのフンは付着し蓄積されてしまうので、日々フンの除去をし続けるのは根気が必要です。
3-2.専門業者に駆除を依頼する
自分で駆除するのは大変だなと思った場合は、早めに専門業者に駆除をお願いすることをオススメします。プロにお願いするのが、駆除には一番効果的です。
キジバトを知り尽くしているので、より効果的な対処をしてくれます。2～4日間でキジバトは巣を作り終えてしまいますので、見つけたら早めにお願いしましょう。
4.まとめ
ご紹介したように、キジバトはできるかぎり、巣ができる前に「鳥害対策」をしておくことが非常に重要です。巣ができてしまうと、自分たちでの除去はとても難しいのが現状です。
「株式会社エーライフ」では、被害にあっている地域に生息している鳥ごとに合った対策をたてて、忌避剤を使用した防止策をおこなっています。忌避剤の施工には1年間の無料保証期間があり、防鳥ネットの設置には５年の無料保証期間があるので、アフターサービスも万全です。鳥害対策でお悩みの方は、一度お気軽にご相談くださいませ。
