コウモリが家に住み着くとどうなる?被害内容や対処法を解説!

コウモリが家に住み着いてしまうと、糞尿による被害だけでなく、感染症などの健康リスクも引き起こしてしまう可能性があります。まずは、コウモリが住み着きやすい場所を把握した上で、適切に対処することが大切です。そこで今回は、被害の内容や対処方法について詳しくご紹介します。

 

1.コウモリが家に住み着いてしまった場合の被害

コウモリが家に住み着いてしまった場合に、起こりうる被害についてご紹介します。

1-1.糞尿被害

コウモリによる被害として、もっとも多いのが糞尿による被害です。群れで行動するコウモリは、糞尿の量も多く、嫌な臭いの原因になります。また、木造住宅の屋根裏に住み着いてしまった場合には、それらの糞尿が蓄積され、天井にシミとなって表れてしまうこともあります。

そのまま放置をしてしまうと、人体に影響を及ぼす可能性がありますので注意が必要です。

また、木材でできた家は、コウモリが住み着いてしまうことで腐りやすくなり、老朽化が進んだり、安全性に問題が起きたりしてしまう場合もあります。建物にダメージを受けてしまう前に、対策を講じることが大切です。

1-2.感染症へのリスク

コウモリは、寄生虫やウイルスを保持している可能性があるため、素手で触れたり、噛まれたりしないように細心の注意を払うようにしてください。日本ではいまだに確認されていませんが、外国では狂犬病を保有しているコウモリによる死亡例も確認されています。また、ダニやノミなどが付着している可能性も高いため、死骸やフンであったとしても、触れないように注意してください。

万が一、コウモリに触れてしまった場合や、噛まれたり引っ掻かれたりしてしまった場合には、速やかに病院を受診するようにしましょう。

1-3.騒音被害

コウモリが住宅に住み着いてしまうと、羽音やキーキーという音による騒音被害が発生してしまう可能性があります。また、コウモリは夜行性であるため、夕方から夜中にかけての、人間が眠りにつく時間に活動するという習性があります。そのため、そのほかの鳥よりも余計に騒音が気になってしまい、日常生活に影響を受けやすいといえるでしょう。

 

2.コウモリが住み着く場所とは?

ここでは、コウモリが実際に住み着く可能性の多い場所をご紹介します。

2-1.屋根の間

屋根に隙間があいていると、そのわずかな隙間からコウモリが中に侵入して住み着いてしまいます。屋根裏に住み着いてしまった場合には、天井に糞尿によるシミができてしまうという可能性があるだけでなく、侵入口の屋根付近にも大量の糞尿が溜まってしまいます。

コウモリが住み着いてしまっているのが確認できたら、コウモリを追い出した上で、再び侵入されないために出入り口を塞ぐことや消毒などが必要になります。

2-2.換気口

天井に設置されている換気口からコウモリが侵入して、中に住み着いてしまうケースもあります。その場合には、換気口付近の外壁が、糞尿で汚れてしまうため、侵入経路を特定しやすいのが特徴です。

一度住み着いてしまうと、どんどん繁殖が進んでしまう可能性もあるため、コウモリを一度駆除した後に、換気口からコウモリが侵入しないようにする工夫が必要になります。

2-3.軒下の隙間

軒下にある隙間部分でも、コウモリは簡単に中に住み着いてしまいます。とくに、屋根裏は、あたたかく寒さや雨風をしのげることから、コウモリの住み着きやすい場所にもなっています。軒下の下に糞尿が落ちている場合には、隙間などを確認することで、コウモリが住み着いている場所を特定できます。

 

3.住み着いたコウモリを駆除する方法

家に住み着いているコウモリを見つけても、コウモリを捕獲することは「鳥獣保護法」によって禁止されています。そのため、コウモリが住み着いた場所を特定した上で、追い出して、侵入できないようにする対策が必要です。

3-1.自分で駆除する

自分で駆除をおこないたい場合には、忌避剤を使用するのがオススメです。即効性のあるジェットスプレー、持続期間が長いジェルタイプ、屋根裏や床下にオススメの燻製タイプなどがあります。

コウモリを追い出した後には、アルコールや次亜塩素酸ナトリウム液などを使用して、掃除・除菌をおこなってください。さらに、二度と同じ場所に住み着かないように、侵入経路となった場所をネットや金網で覆うようにしましょう。

3-2.業者に依頼する

コウモリが住み着くのは、屋根や軒下などの高い場所が多い傾向にあります。そのため、ハシゴにのぼっての駆除や清掃作業が必要になり、素人にはハードルが高いと感じられるかもしれません。

そのような場合には、コウモリ駆除の経験が豊富な業者に、対応を依頼するのがオススメです。また、住んでいる自治体に相談することで、駆除業者の紹介を受けられる場合もあります。

 

4.まとめ

今回は、コウモリが住み着きやすい場所や、住み着いてしまった場合の対処法についてご紹介しました。コウモリは一度巣をつくって住み着いてしまうと、なかなか自分から居場所を変更しません。そのため、被害が大きくならないうちに、早めに対策をとることが大切です。

「株式会社エーライフ」では、四国全域でコウモリ駆除をはじめとする鳥害対策を承っており、早急な対策・施工をいたします。家にコウモリが住み着いて困っているという方は、ぜひお気軽にご相談ください。