路上でよく見る鳩の生態は?巣やエサ、寿命についても紹介

年々増えている市街地の鳩ですが、人の暮らす場所が安全で住みやすいことが増加傾向の理由に挙げられます。鳥害の被害に遭った際は、専門業者に依頼することを検討してみると良いでしょう。この記事では、道ばたや公園に多くいる、鳩の生態について紹介します。巣をつくる場所やエサについても、詳しく見ていきます。また鳩の習性や寿命なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

1. よく見る鳩の種類

ふだんの生活でよく目にする鳩ですが、名前までは知らない人もいるのではないでしょうか。日本にいる鳩の種類は主に2種類で、ドバトとキジバトです。ドバトは羽の色がグレーや白で、部分的に赤や緑が混じっていることもあります。比較的どの地域でも多く生息しているのが、ドバトです。キジバトは羽の色が赤茶色で、首に特徴的な青い模様があります。ここでは日常生活でよく見るドバトの生態について、解説していきます。

 

2. 鳩の習性

鳩はまず朝から活動を始めます。エサを探したり、安全な場所で日を浴びたりしている様子を見たことがある人もいるでしょう。水がある場所を見つけたら水を飲んだり、水浴びをしたりすることもあるようです。夕方になり暗くなり始めたら、群れになって寝床で眠ります。鳩は主に、集団で行動する動物です。基本的には数羽から数十羽で群れをつくり、共に移動したり寝床を探したりします。群れは多い時だと、数百羽になることもあります。

2-1. 巣はどこにつくる?

鳩の巣を学校や職場、マンションなどで見つけたことはあるでしょうか。鳩は外敵から身を守るため、建物の内部など少し隠れた場所に巣をつくる傾向があります。倉庫や橋の下、神社や寺なども、巣をつくりやすい場所です。神社や寺にはエサが用意されていることもあるため、鳩にとって過ごしやすい場所といえるでしょう。またマンションの高層階などにも、巣をつくることがあります。

巣をつくる時の共通点は、目立たたない場所で少し入り組んでいるところです。建物などに囲まれていると天敵から見つかりにくいというメリットがあります。加えて食料や水が近くにあると、より鳩が集まりやすいでしょう。しかし鳩は移動範囲が広い動物でもあるので、食料がある場所が少し離れていても、安全な場所に巣をつくることを好むようです。

2-2. 鳩の天敵

天敵はカラスやワシ、タカ、猫などです。とくにワシやタカは鳩を食べる場合もありますが、基本的に住宅地にワシやタカはいません。住宅地に比較的多くいるカラスは、同じく住宅街に多くいる鳩を狙っています。鳩はカラスが入り込めない場所が多い住宅街が安全な場所といえます。

2-3. 鳩の食べ物

鳩のエサは、どのようなものがあるでしょうか。もともと自然の鳩は、植物や実、虫などを食べています。しかし現代では、人が食べた後の落ちているゴミなどを食べていることも多いようです。人の食べる食料は油分や塩分が多いため、鳩にとって良い食料とはいえません。実際に街中で、毛並みの悪くなった鳩や太った鳩が多く見られるのも、そのためでしょう。

本来、鳥が食べるのに最適な食料はムギやアワ、ヒエなどです。ごくたまに市街地で鳩に食べ物を投げている人を見かけることがありますが、人の食べ物をあげるのは控えたほうが良いでしょう。

2-4. 鳩の意外な闘争本能とは?

一見おとなしい印象を与える鳩ですが、テリトリーを守るためには狂暴な一面を見せることもあるようです。巣を自宅や会社につくられたからといってすぐに壊そうとすると、羽ばたきながら羽でたたかれることがあります。その際にはダニやノミが舞うこともあるので、巣を見つけても自分で壊すことはやめておきましょう。

また巣の中に卵やヒナがいる時は、無理に壊すと鳥獣保護法の違反になります。安全に対処するためにも、巣を見つけたら専門業者に連絡して対応してもらうことが大切です。

2-5. 繁殖とヒナの成長

鳩は一年中繁殖が可能な動物です。産卵では一度に2個の卵を産み、約18日間前後、卵の世話をします。その後ヒナが生まれたら、30日間前後ヒナの世話をします。このように早くて40日程度で、ヒナは巣立つことができます。鳩が減らずに増えていく理由は、繁殖のスピードが早いからです。

2-6. 寿命はどのくらい?

昔から街中で多く見かける鳩ですが、寿命はどのくらいなのでしょうか。鳩の平均的な寿命は、10~15年ほどです。しかし野生の場合は、事故や天敵に襲われることで早くに命を落とすこともあります。反対に飼育されている鳩の場合は、長くて20年生きることもあるようです。

 

3. まとめ

公園や街中でよく見かける鳩の生態について紹介しました。鳩は、人が住んでいる場所では天敵の心配がなく、食べ物も困らないため過ごしやすいのでしょう。また繁殖のスピードが早いため、増えていく傾向にあります。人には基本的に危害を加えず、鳴き声も大きくない鳥ですが、糞の被害は多くなっています。

「株式会社エーライフ」では四国を中心に、鳥害の対策を行っています。鳩が増えて糞や騒音などの被害が続き、対処に困った際にはぜひ「株式会社エーライフ」に一度お気軽にご相談くださいませ。